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かみさまは
一人ひとりに
番号を割りふる
代わりに
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その人だけの
かなしみを
託した
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どんなに広い星でも
安心して迷子になるための
めじるしとして
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朝の日陰で
なびくカーテン
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少し焦げた
焼きたてのブレッド
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テーブル向かいの
空っぽの椅子
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目に映る光景を
珈琲と一緒に
飲みこんで
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注がれる沈黙の
あたたかさを
知る
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おはようございます。まないです。
もう12月ですよ!あっという間ですね…。
あなたの11月は、どんな一ヶ月でしたか?
そして最後の12月、どんな一ヶ月にしたいでしょう?
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僕の方といえば、今年は全国5か所を巡る朗読ライブツアーとトークイベントの両方を行い、たくさんご縁の広がった一年でした。
そこから生まれた来年の催しもいくつか決まっていて、またあなたにお知らせできるのが楽しみです。
来年の催しに備える意味でも、12月はひたすら自分にスペースをゆるして、英気を養い、のんびりゆるゆるしたいと思っているところです。
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今新幹線のなかでこのお便りを書いているのですが、ふと「血」ってすごいよなあって湧いてきました。パッと聴くとこわいヤツですよね。笑
まじめな話。自分の中に巡ってる血は、両親はもちろん、その両両親、そして先祖まで。12世代だけ遡っても、計算すると2000人を超える先祖の遺伝子がこの血液に流れてるらしいんです。すごい。
文字通り、2000人をゆうに超える先祖のエネルギーが今この瞬間もからだを巡って、わたしを生かしてくれてる。そう考えるだけでもありがたいなあと思えてしまいます。
そして自分も遺伝子も、想像を超えた何世代先の血のなかを泳ぐことになるのだろうか。婚活中の詩人としては、そんな想像まで広がってしまいます。(さりげに重要な近況報告)
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次のお便りをお送りするときには、もう2024年ですね。これが今年最後のご挨拶になりそうです。
今年も毎月、このお便りを楽しみに受け取っていただいて、本当にありがとうございました。
あなたが受け取ってくれている。その事実が、どれだけ僕を力づけてくれていることか。
また来年も、あなたとどんな物語を交わすことができるのか、楽しみにしていますね。
2023年もありがとうございました。
2024年も、またここで、お会いしましょう。ㅤㅤ
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あなたの今日が、美しい一日になりますように。
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― まないより
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p.s.