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ようこそ
ここはあなたが
夢にまで見た
とっておきの星
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この星にあるのは
足がつく大地と深い海
朝と夜の両方があって
陽射しも雨も雪だって降り注ぐ
季節がある
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地上に息づく
色とりどりの
生けるものたち
わたしとあなた
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分かれている
という奇跡のなかで
ずっと焦がれていたうたを
あなたはうたう
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鮮烈なかなしみの色彩
震えるほどの愛の味
目も眩むような孤独の重さ
あらゆる体験を響かせて
この星を真っ青に染めるだろう
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そのとき瞬く
青いひかりに
切実な祈りを捧げる者たちが
彼方にいることを
信じてほしい
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さあ
すべてを忘れて
飛びこんでおいで
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今週も、おつかれさまでした。
あっという間に12月。2022年ももう終わりなんですね…。
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世の中はクリスマス、年末へと気配が向っていますが、
ぼくは年内もうひと走り、いや、もうふた走り、
師走を駆け抜けるイベントがあるので、ぜひお伝えさせてください◎
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一つ目は 12/19(月)19:00 から横浜で開催される
今年 2 回目の朗読イベントです!
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横浜、東横線の妙蓮寺駅から徒歩2分にある、風通しのよい小さな本屋さん「生活綴方(せいかつ・つづりかた)」さん。
そこで、自分の好きな本の一文や詩を読み上げる、参加型朗読イベント「よるべ」に、ゲストとしてお呼びいただきました!
もちろん聴くだけのオーディエンス参加も大歓迎です。予約も不要ですので、12/19 19:00(月)に現地に来ていただくだけで参加OK。(参加費たったの 500 円!)
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忘年会的な感覚で、当日あなたとお喋りできたら、とっても嬉しいです。
東京・神奈川にお住まいでしたら、ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。
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そして 2 つ目のお知らせは、前号に続いてこちら!
招待アーティストとして参加している「うるまシマダカラ芸術祭」にて、展示作品『彼方との対話』がついに完成しました!
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↓作品詳細はこちらです↓
作品名:『彼方との対話』
琉球の創造神であるアマミチュー・シルミチューが、天と地を結ぶ場所として選んだ浜比嘉島。
その神話の中でも聖なる舞台となっている井泉(カー)をモチーフに、「彼方」とつながるための場を開くことを意図した。
水道が普及した現在、その役目を終えつつある井泉(カー)は、古来より天とつながる祈りの場であり、人間のみならず、視えない存在たちが集う神聖な場所とされてきた。
井泉(カー)を模した中央の鏡は、見る者の心象を映し出す水面でもあり、遥かな存在たちとの(あるいは自己との)対話のための円卓でもある。
ぜひ椅子に腰掛けて、彼方からの風を浴び、あなたを呼びかける「声」に、耳を澄ませてみてほしい。
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残る会期はあと2日ですが、もし沖縄に滞在されていたら、直に体験しに来てもらえたら嬉しいです。
言葉を使わない、初めての作品づくりは、ほんとうに、たくさんの学びがありました。今後の作家活動で大きな礎となる一歩だったと、静かに確信を深めています。
制作に協力いただいた浜比嘉島の島民の皆さま、貴重な機会をいただいた実行委員会とうるま市の皆さまに、心からの感謝を。
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さて、あなたの 2022 年はどんな 1 年だったでしょうか。
残り 1 ヶ月、日々を味わいながら、お互いに素敵な新年を迎えましょうね。
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2023 年、また来月も、ここでお会いしましょう。
あなたの今日が、美しい一日になりますように。
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― まないより
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p.s.